何も解決しないまま新学期を迎えた。


あれから優はアタシの代わりに新聞配達を手伝ってくれて、アタシはゆっくり休む事ができた。


優は相変わらず優しいけど、特に変わったところはない。


あのキスは夢だったのかな?
うん、きっと夢!


まぁ、夢にしちゃリアルだったけど…。


まさか、「あの時アタシにキスした?」なんて聞けるはずもなく、知らん顔して優とは今まで通りのまま過ごした。