利香15歳・5児の母です!

「ふざけないで下さい!」

アタシの怒鳴り声に、緒方さんはピタリと止まった。


ピノコはアタシの声に驚き泣いている。


でも、アタシは止まらない。


「さっきから聞いてればお宅の勝手な事情ばっかり!ピノコを何だと思ってるんですか?跡継ぎ?男の子じゃないのが残念?あなた、自分の孫によくそんな事が言えますね!そんなお宅に大切な妹を…。家族を渡せるはずが無いじゃないですかー!」


一気にまくし立てたら、ハァハァと息が切れ、肩が弾む。


緒方さんはそんなアタシを見ながら悲しそうな顔をした。


なんであなたが悲しそうな顔をしてるのよ!


舐められないように、アタシは泣きそうなのも、震えもぐっとこらえる。


立っているのが精一杯だ。