「おい、元気ないけどどうした?具合悪いのか?」


反応が少ないアタシを心配そうに見つめる。


「そんな事ないよ!ちょっとクラクラするの。暑さのせいかな…。」


フワリ…。


優がアタシのおでこに優しく触れた。


「う〜ん…。熱はないみたいだけど、顔が赤いな?熱射病じゃないよな?」


そのまま、おでこに触れた手をほっぺに滑らせる。


ひゃー!!
やめてー!!


「大丈夫だってば!」


パシン


思わずその手を振り払ってしまった。


「本当に大丈夫だから!」

「そっか…。ならいいけど…。」


緊張のあまりパニックに陥ったアタシは、ついついきつめの口調。


優はちょっと驚いている。


アタシの馬鹿!!
これじゃ、嫌がってるみたいじゃん!!