「どう?バイトには慣れた?」


「うん!朝早く起きるのは辛いけど、涼しいし、唯一1人になれる時間だから散歩感覚で楽しんでるよ?」


「そりゃよかった!俺も一緒にジョギングでもしようかな?」


「あれ?利香バイトしてんの?」


千草がアタシたちの会話に割り込んできた。


「うん。新聞配達なんだけど…。」


「だから眠かったのか〜!」


「実はそうなんだ〜。」


「でもあまり無理はするなよ?」


「うん!ありがとう。」


優がいなくなってから、千草はニヤニヤしながらアタシを見た。