利香15歳・5児の母です!

「ねぇ、優のママのお店でバイト募集してないかな?」


結局、アタシは優に相談した。


「今、女の子は足りてると思うけど誰か働きたいヤツいんの?」


「うん。実はアタシなんだけど…。」


「ダメだろ!!」


教室中に響き渡るくらい大きな声で叫ばれ、クラスのみんながアタシたちに注目した。


「うちの母ちゃんの店がどんな店か知ってんのか?酒出すとこなんだぞ!無理に決まってるじゃんか!」


必死に説得しようとする優。


なんか勘違いしてるみたい…。


「違うの!表に出るんじゃなくて、雑用とかさ。例えば掃除とか、おつまみ作ったり、そうゆう仕事よ!」


アタシの説明を聞いて、そういう事か…。と納得したのか、脱力しながら椅子に座った。


何そんなに慌ててんだろ?