利香15歳・5児の母です!

「もう光一ったら本当に物忘れ激しいよね?ボケてんじゃない?」


そう言う千草の顔は赤く明らかに高揚している。

「そうだね…。」


菜々子にはあぁ言ったものの、ついつい千草を見る目が変わってしまう。

「テストも終わったし夏休みだねぇ?もう勉強も塾もダルいし、やっぱ中央高校に決めようかな?利香もいるし!」


千草はそう言ったけど、アタシは素直にその言葉を受け取れなかった。


あんな風に菜々子に啖呵を切ったくせに、千草に湧いてくる不信感。


親友だから信じたい。


でも、親友だからわかってしまう。


成宮君と話す前と話した後のテンションが明らかに違う…。


胃のあたりがムカムカして仕方ない。


ねぇ、千草…。
裏切ってなんかないよね?
アタシ達、親友だよね?