「ところでさ、話しって何?」
昼休み終了まであとわずかという時、アタシから切り出した。
成宮君は携帯をパタンと閉じて、乾いた唇を噛んだ。
心の中の霧が、さらに広がっていく。
「あのさ、俺ら受験生じゃん?」
「うん…。」
「これから勉強とか大変になってくわけじゃん?」
「うん…。」
「だからさ、とりあえず別れない?」
「えっ…。」
成宮君は指遊びをしながら引きつった顔で笑った。
昼休み終了まであとわずかという時、アタシから切り出した。
成宮君は携帯をパタンと閉じて、乾いた唇を噛んだ。
心の中の霧が、さらに広がっていく。
「あのさ、俺ら受験生じゃん?」
「うん…。」
「これから勉強とか大変になってくわけじゃん?」
「うん…。」
「だからさ、とりあえず別れない?」
「えっ…。」
成宮君は指遊びをしながら引きつった顔で笑った。


