ふと、アタシの目が一点に集中する。
成宮君がお弁当も食べずにいじり続けている携帯。
その携帯には、イチゴチョコのストラップが揺れていた。
「このストラップ…。」
ストラップに触れると、成宮君がこちらを見ずに言った。
「これ?利香にあげたやつと色違いだよ?」
「そうだね…。」
アタシが持っているのは、成宮君からもらったチョコミントのストラップ。
千草と色違いのやつ。
そして、成宮君が持っているの物とも色違い。
成宮君と千草はお揃いのストラップを携帯にぶら下げている…。
「千草も…同じのつけてた。」
せわしく動いていた成宮君の指がピタリと止まった。
「へぇ〜?そうだったっけ?俺は昨日貰ったんだけど…。」
そう言うと成宮君はまた携帯画面を見つめた。
昨日、お腹痛かったのにアイスクリーム食べに行ったんだ…。
心の中に霧がかかったようなモヤモヤ感が広がる。
成宮君がお弁当も食べずにいじり続けている携帯。
その携帯には、イチゴチョコのストラップが揺れていた。
「このストラップ…。」
ストラップに触れると、成宮君がこちらを見ずに言った。
「これ?利香にあげたやつと色違いだよ?」
「そうだね…。」
アタシが持っているのは、成宮君からもらったチョコミントのストラップ。
千草と色違いのやつ。
そして、成宮君が持っているの物とも色違い。
成宮君と千草はお揃いのストラップを携帯にぶら下げている…。
「千草も…同じのつけてた。」
せわしく動いていた成宮君の指がピタリと止まった。
「へぇ〜?そうだったっけ?俺は昨日貰ったんだけど…。」
そう言うと成宮君はまた携帯画面を見つめた。
昨日、お腹痛かったのにアイスクリーム食べに行ったんだ…。
心の中に霧がかかったようなモヤモヤ感が広がる。


