利香15歳・5児の母です!

「一緒に帰らねぇ?」


放課後、帰ろうとするアタシに優が声をかけてきた。


「えっと…。」


これ以上優の事を気にしたくなかったアタシは戸惑う。


「なんか用事あんの?」


「ないけど…。」


「なら行こう!」


優がアタシのカバンを持って歩き出した。


何でアタシなんかに優しくしてくれるの?


真っ白なシャツを着た、肩幅の広い優の背中に問いかけてみる。