「そろそろ帰るか?」



「そうだね…。」



いつまでもここにいても、しょうがないもんね…。



元来た道を二人で引き返す。



ふと振り返ると、夕日を浴び、オレンジ色に染まる向日葵畑の景色が目に飛び込んできた。



なんだか私には…




この向日葵畑が私に“さよなら”を言ってるような…


そんな気がした。