夏恋つづり

「ここであそんでたの?」


絋はくりっとした目で私を見る。



「ちがうの。あそんでたら、まよっちゃった。」



しょんぼりしながら言うと、絋は私の手をギュッと握った。



小さくて柔らかな手。



握られた瞬間、不思議とそれまで感じていた不安が消えていく気がした。