夏恋つづり

「絋は、学校帰りだけじゃなくて、休みの日にも来てたよね。ここにお菓子もらいに。」



「なんで、そんなこと知ってるんだよ…!」



絋のびっくりした顔が、頬笑ましく感じる。



「だって、休みの日にこの家の方に向かって走って行く絋…何回も見たことあるから。」



「見られてたのかあ…」



絋は、恥ずかしそうに自分の頭に手をのせ、髪をクシャッとさせる。



そんな絋に思わず私はクスッと笑った。