彼の手がキライ



靴を脱いで、スリッパを履く。


「これ」


と言って、新井達也はわたしにジャージのズボンを渡してきた。


そういえば制服だから下はスカート。


わざわざ準備してくれてたの?


「あ、ありがとう」



受け付けの前にはイスとソファーがあり、わたしはソファーに腰をかけた。


受け付けの女の人が紙とボールペンを持ってきた。


名前を記入する欄があり、今どこが痛いか(頭痛、腰痛など)いつから痛いのか(1週間前、1ヶ月前、それ以上前)など回答がいくつかあり、丸で囲むようになっている。