彼の手がキライ



昨日と同じように、わたしの頭を撫でて、小さい子をあやすように“大丈夫”と言って笑う。


もう少しで着くって、バイトしているコンビニの近くに整体があるの?


コンビニは、わたしの家から近い。


つまり、わたしの家から整体は近いということになる。


「だからさ、早く行こうぜ」


学校にいる時はわたしも新井達也も友達といて、昨日のことが嘘のように全く話さなかったのに……半ば強引にわたしを整体に連れていこうとする。


やっぱり、新井達也はよく分かんないやつ。