「?」



じーっと見つめていたらしく渋谷くんが、不思議そうにあたしを見つめる。



気付いた途端にあたしの頬が赤くなった。



「……ごめん。もう行くわ」



すくっと立ち上がり渋谷くんが、鞄を持ちながら言う。



「あ、分かった。頑張ってね?」



そう言うと、渋谷くんは頷いてくれた。
たったそれだけでも、あたしは嬉しかった。