それから、あたしと祐司は頻繁に連絡を取り合うようになった。 と言っても、あたしが退屈な時に構って貰ってるってだけなんだけど。 それでも祐司は気軽に付き合ってくれる。 そんな祐司に甘えて度々二人で会って、あたしのモヤモヤした気持ちや下らないお喋りを聞いて貰っているんだ。 祐司と居る時間が楽しくて、あたしはいつもわがままを言う。 「もうちょっと喋ろうよ」 だけど祐司はいつもそれを断るんだ。 「あんまり遅くなると危ないからダメだ」 そう言われるとあたしは毎回わざとらしくむくれる。