ドクドクと心臓が鈍い音を立て始める。 「あいつさぁ、女癖悪いんだよな」 「………っ?」 「彼女いるくせに、店の子に手ぇ出したとかで。それがバレて居づらくなったからバイト辞めたって話なんだ」 「まさか……」 彼女が、いるのに? 他の子に手を出した……? “長谷川先輩には彼女いるぞ” “何番目の彼女だよ” 森谷の言葉が頭のなかを駆け巡る。