「ただいまー」
玄関のドアを開けるなり、
「おかえりーっ」
待ってました、と言わんばかりに、お父さんが満面の笑みで走ってやってきた。
あぁ、そうだった。
お父さん、今日は休みだったんだ。
「おやつ食べるか? パフェ作ったぞ」
「……おやつって。子供じゃあるまいし」
悪態つくあたしのことなんか気にもせず、お父さんは背中をぐいぐい押して無理やりダイニングへと連れて行く。
「うわっっ」
テーブルの上にでんと置かれた巨大なパフェがあたしを待っていた。
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