そして、そのまま走ること、数分。 見えてくるのは、まるでネズミーランドでしか、見ないような巨大なキャッスル。 入り口は、体育館の入り口ぐらいあるガラス張りの両開きドアで、金色の不思議な装飾品がある。 当然、名札なんて入り口に構えているはずもなく。どう考えても、私の知っている「家」という概念を大幅に覆している。