「ほら、ついたぞ。」 「うん。ありがとう。」 徒歩で帰ったため、行きの倍近くの時間をかけて、自宅に帰る。 玄関の前で、隆から荷物を受け取って、今日は解散。 まぁ、別にそれでしばらく会えなくなるというわけではないので、寂しいとも思わない。 帰り際、彼が手を振ったので、一応律儀に振り返してあげた。