『遥へ 覚えてるかい? 遥と俺が初めて会ったのは、 遥が十歳。俺が十ニ歳のときだったね? 遥が引っ越してきて、俺は天使が降りてきたのかと思った。 それくらい…君は可愛かったんだ。 准兄、准兄っていつも俺の後をついてきて。 遥に恋をしたの本気でいつか分からないんだ。 それくらい前から君に惚れていた。 そんなこといったら遥は顔を真っ赤にするよね? でもそんなことも無性に可愛かった。