「きゃああー。遅刻、遅刻ー。」 何でか私は拓哉が来ないと遅刻しそうになる。 「なんで、拓哉来ないのよー。もう!!」 いつも通りの八つ当たり。 私ってば…… ぼんやり薄暗い曇り空。 雨でも降るのかもしれない。なんてこと考えてたら真面目に遅刻しそうになって、全力で走りだした。