閉園を告げる音楽はどこか悲しくて、今日一日のことが映画のコマ送りみたいに頭の中を流れていく。 こうして私達はまた現実へと戻っていくのだ。 「琴音ー。ワシタクー。」 ゲートを抜けると調度美穂と安藤くんが目の前で待っていた。 「美穂。良かった先に帰られちゃったかと思ってたよ。」 「そんなワケないじゃーん。」 「えーっ。だって朝は私のこと置いていったくせに。」 2人の満足そうな笑い声が帰りの列の中で響く。 安藤くんと拓哉は肩をすくめて 「女って分かんね。」 って呟いていた。