ウルフな彼


それだけ言うと
ボスはさっさと
奥に入ってしまった。



せ、説明が
不充分すぎるでしょ!?



その時なにかが
あたしにぶつかった。



ドン

「いてっ」

「あーん?
こいつがオウガの
パートナーかよ」

「はっ??」

「はっ!とんだ
お子ちゃまじゃねえか。
こりゃボスの座は
いただきだな」



馬鹿笑いしながら
去っていくその人。


あの人もイヌ耳が
ついてた…。



「ふんっ!
ボスの妻になるのは
あたしなんだから!」

「わっ」



今度は高飛車な
女の人が現れて

そのままさっきの
狼人間に着いて行った。