初めは話し掛けても 無視される 日々が続いた。 その甲斐あって次第に 赤馬は心を開き 仲良くなった。 そんなある日 俺の心に小さな 焔(ほのお)が生まれた。 それは学校の帰り道… 背後から赤馬を呼ぶ 声につられて振り返ると 一人の女の子が 笑顔で駆け寄ってきた。 彼女を見た瞬間 胸の中が騒ぎ出した。 天使のような笑顔で 長い髪を靡かせ 駆け寄る彼女に俺は 一目惚れした。