薄暗い廊下の 先にある光に向かって ゆっくりと 前に進み廊下を抜けると 眩しく温かな風が 吹き抜ける先に… 懐かしい顔が 笑顔で俺を待っていた。 二年前に 約束した言葉通り 俺を皆が待っていて くれた。 「「お帰り、赤馬!」」 「おう、ただいま。」 皆との久しぶりの 再開を喜んだ。 話しは積もるほど あったが 俺は少年院を出たら 行きたい所があった。