執事とお嬢様、それから私



「特別なお仕事してる人でね、なかなか会えない人なのに、いきなり休みがとれたらから遊びに行かないかって言われて、私喜んでたの」


「それは、早くお相手を見つけなければ」


「うん。今日、朝会ったら、ずっと落ち込んでて、どうしたのって聞いたら、自分はとても大切な人をすごく傷つけたって…泣きそうな顔するから、私が人波にさらわれた時も、いつもならすぐ気づくのに、気づいてくれなくて、そのままはぐれちゃったんだぁ。好きな人が、悲しい顔してるの、辛いよね…」


あぁ…本当にその通りですわ。

私は、昨日、雅人にどんな顔をさせた?



「…私、昨日失恋したんです。」

「え!?」

いきなりの私の告白に驚くかのこさん。
ねぇかのこさん私…貴女になら話せるわ。