お父さんも 寂しい想いしているんだ。 ちゃんと私の事も考えてくれてる。 今日は 私から電話してみようかな。 そして私の想いを伝えてみよう… 最寄り駅から 満員電車に揺られ学校へ。 いつも気が重い学校も、 今日は心が軽い気がする。 それは、 きっとリクの存在があるからかな。 昨日、リクのおかげで これから少しずつ素直になっていこうと思えたんだ。 人をかきわけ、 何とか電車から降りる。 学校までの道のりを歩いて5分、 正門に差し掛かった時だった。