「は?」と成瀬が声を出すと同時に、会長に視線を戻すと、その表情が先ほどまでと違っていた。
「また三人の時間が合う時にしよ」
「いや、俺は……」
「生徒会の仕事手伝ってもらうのに、お礼しないなんてできないもん」
はい?
何この展開。
「あ、あの先輩、シンゴは……」
成瀬もせっかくの放課後デートもどきが無くなると思ったのか、焦ったように声をあげた。
嫌な予感がする。
この流れ。
次に会長が見せた笑みが、この予感をほんの数秒で確信へと変えた。
「でもよかった!
秋山くんも手伝ってくれるならきっと早く終わるよね!」



