「いやだ」
そんなことに付き合わされるのは御免だ。
俺は急いで立ち上がると、会長サマが向かった方向へ走った。
成瀬の呼びかけは無視。
俺がこんな行動を起こすなんて滅多にない。
でも、あの草取りを手伝わされるよりはマシだろう。
ふるどころか告白すらさせず、しかも生徒会の仕事までやらせるなんてあんまりだ。
俺の勘だけど……
あれはどう考えても故意だね。
百歩譲ってさ。
勘違いだけで済めばまだありそうな展開だとは思う。
でも草取りはないや。
確証がない以上、それを問い詰めるのは難しいけど。
何とか告白させて、ついでに草取りもなかったことにしてもらうくらいなら何とかなるはず。
……たぶん。



