「秋山くーんこれー」 「はい」 「これもー」 「はい」 「あれとあれもー」 「……はい」 俺ばっかり動いてる気がする。 副会長は指示を出すばかりで、ちっとも動いていない。 「副会長、俺腰痛いです」 副会長は眼鏡の位置を直すと、俺の肩に手をのせた。 「がんばれ!」 「ちょっと休憩してきますね」 「え?まだまだあるのにー!」 少しは自分も動け。