「ある意味、永遠ってやつを手に入れたのかもな。そいつ」
フッと笑う声がした。
「そんな永遠、誰が欲しがるんですか」
「欲しがってたわけじゃない。
結果、それが残った、だけ……」
眠そうなわりに饒舌だな、と思っていたら、最後は消え入るように言った。
思ったよりずっと、真面目に考えて答えてくれた。
俺じゃなく、元カノのことばかりだったけれど。
『一緒に、消えない証を残したかった』
『別れたくなかった』
「やっぱり、計算って言葉は違う気がします」
改めて思った。
やっぱり、申し訳ない。
守れなかった。
子供の小さく頼りない、純粋な約束。



