「あはは、うける~」 とまだ笑っている紗江子の向こう側から、ガミくんが、 「ウジェーヌ、あの倒れた日からずっと、暑いとそれを貼ってんだよね。相当気に入ったっぽい」 と教えてくれた。 「レイナも一緒に」 ウジェーヌが、また箱を渡そうとした。 「まだ言ってる~。やだ」 「どうして」 「恥ずかしいから」 「どうして~」 おでこにシートを貼って大きな口で笑うウジェーヌは、まるで子供みたいにかわいかった。