放課後、めんどくさい委員会の集まりを終えて、カバンをとりに教室へ戻る。 だんだんオレンジ色が支配する景色、校内も例外ではなく、窓から差し込むオレンジが教室や廊下を染めていた。 …思いのほか長くなった委員会。 だいたい、あの委員長がハッキリしねぇからここまで長引くんだっつの。 そんな風に、少しイラつきながらも教室につくと、ゆっくりとドアを開けた。 「…あ。 お疲れさま。」 すると、不意に聞こえてきた声。 驚いて声の主に視線を向けると、視線の先の窓際に雪乃の姿を見つけた。