どうして、もう一緒にいられないの? 怖いとか言わないでよ。 ただ、隣にいてくれるだけで良いのに。 ココ以外に、どこに私の居場所があるの? 言いたいことはいっぱいあった。 ――でも。 いつ爆発するかわからない爆弾を抱えているような私が、未来が見えない私が、それを“怖い”と言った彼に、何も言える訳ないじゃない。 だから私はそれ以降、大きな秘密を抱えることにしたの。凛と家族以外知らない私の、これからずっと墓場まで持って行く秘密…。