でもそんな中、私は中学を卒業し、高校入学を迎えることができた。 半分、諦めていた高校生活。 だから、すごく嬉しくて。 “心配だから行かないで。” “家で安静にしていなさい。” “体に障るから無理するな。” 両親やお医者さんの反対を押しきり、私はここに入学した。 みんな誰もが限りある人生。ただ私はそれが短いだけ…。 ――それなら。 私は自分に悔いがないように生きよう、そう思ったから。