―――夜が、明ける。
まだ外は薄暗いけれど、そろそろ行動しないといけない。
ゆっくりと、静かに、風春の腕から抜け出す。ぐっすりと眠っているのを確認し、そっと掛け布団をかけ直した。
これでお別れだよ、風春…。
寝ている間、勝手にいなくなることに、風春はどう思うのかな?
何やってんだって、怒るのかな、たぶん…。まぁ、普通は怒るよね。
勝手なことして、ごめんなさい。
でもね、風春…。
私、そろそろ限界なの。
後悔はしてないけれど、やっぱり先生の言った通りだったよ。
私の外出は、あまりにも無謀すぎたみたいです。
だから、風春には悪いけど、勝手に帰らせてもらうね。

