今ここで頼ってしまったら、今までやってきたことがすべて無駄になる。
凛には悪いけど、私はこれからも独りで戦うつもりだよ。その決心は変わらない。
ベッド脇に立つ風春を、私は見据えた。
「今更、風春に話す“真実”なんてない。もう『契約』は終わったんだから、私たちは他人だよ。」
できるだけ冷たく、
感情なんて込めないで。
「言ったじゃない。
私、風春のことが嫌いだって。」
ごめんね。また私は風春を傷つける。
でも、きっとこれが最後の嘘になるだろうから、どうか…
何も言わずに、騙されて。
「私にはもう、関わらないで。」
それが私が唯一、風春のためにできること。

