『契約』恋愛


でも、後悔も何も。
今の時点でしてんだよ。

自分を押さえられなかったことが。
玲奈を拒みきれなかったことが。
すべて雪乃を傷つけたことにつながって、俺の胸をぎゅっと締め付ける。

あの去り際の顔が、溢れんばかりの涙が、脳裏に焼き付いて離れねぇ。


「…大志。 後悔なら、三日前からずっとしてんだよ。もう、手遅れなんだ。 俺は雪乃を傷つけた。」


どんなカタチの恋愛だったにしろ、一番してはいけないことを俺はしたんだ。

やっと発した俺の言葉に、当然ながらも大志がいぶかしげな表情を浮かべた。