『契約』恋愛


またイスに腰掛け黙ってる俺に、大志のとどめの一言が突き刺さる。


「風春、お前……。 マジで青木のこと、好きなのか?」


何て言うのが適切かわからず、さらに沈黙を続ける俺。
でも、この沈黙は“肯定”の証でもあるだろう。現に、目の前の大志もそう意味をとったようだ。


「…三日前、お前らの間に何があったかなんて知らねぇし、聞こうとも思わねぇけど、このままだったら絶対後悔するぜ?」


窓から差し込むオレンジ色の光、壁に映る二人分の影…。
その中でただ、俺たちの視線がぶつかり合っていて。

大志から発せられた、“後悔”というワードが頭の中を駆けめぐる。