「滝沢さん?」 「へ?」 何か変な声出たし… 「本当に大丈夫?」 「大丈夫だって。 ちょっとボーっとしてただけ!」 あたしは笑って誤魔化す。 ヤバいかもあたし… 今のドキドキヤバい。 もしかしてあたし… 「ほら、掃除機借りて来たぞ!」 「わぁ!」 「え? 何!?」 北条先生はいきなりヒョコって現れたものだから、また変な声が出てしまった。 「否…何でもないです。 いきなりでちょっとビックリしただけで。」 「そうか、それよりも…滝沢、背中ヤバいぞ。」 「背中?」