そしたらとうとう始まった。 掃除場所の発表。 「じゃあ今から掃除場所確認するぞ。 じゃあ…一等賞の中庭掃除の人!!」 未来を含む3人の女子が渋々手をあげる。 3人共本っ当に嫌そうな顔をしていた。 「お! お前らか。 よろしくな!」 戸田が何を言っても、彼女達の怒りで歪んだ顔は変わらなかった。 「次! 残念だが小部屋掃除の人!」 あたしは唾を飲み込み、ゆっくりと手をあげる。 ものすごく嫌だった。 死んじゃいたいぐらいだった。