「え? いいのか?」 「はい! 今日予習忘れたあたしが悪いから。」 そう言ってあたしはまたプリントに目をやる。 だが、まだ残っていたプリントの高さは直ぐ様には激減した。 「オレもやるよ。」 そう言って北条先生は、また黙々と始める。 「ちゃっちゃと終わらせようぜ?」 「…はい。」 それから帰るまで然程時間はかからなかった。