「妃奈?」 「うん?」 「うん?じゃないわよ。 悲しそうな顔しながらボーっとして! 」 あたし、そんなに悲しそうな顔してたの? 確かにちょっと物思いに耽ってたけどさ 「ご免ね? 心配かけて。」 「そんなのいいけど、あんまり悲しそうな顔しないでよ? なんかあったら未来が話聞くから。」 「ありがとう。」 あたしは前方に歩いているみやびちゃんと北条先生を見た。 さっきはあんな事思い出して考えたりもしたけど、やっぱりみやびちゃんは応援しなきゃね! あたしはそう自分に念を押した。