そんな感じで唖然としていると、いつの間にか集合場所に着いてしまった。
電車から降りると人がいっぱいいてた。
だが男子の視線は自然とみやびちゃんに行く。
そしてそれに負けてないのが未来。
流石、モテる女は違う。
それに比べあたしは…
泣きたくなった。
なんかさ…
はぁ…
真剣凹む。
「北条先生!」
みやびちゃんは今日もさっそく北条先生を見つけたらしい。
「おはようございます!」
みやびちゃんはいつも通りに挨拶する。
続けて一緒にいるあたし達も挨拶する。
「おはようございます。」
「おはようございます。」
「おはよう!
…滝沢?」
北条先生はあたしをじっと見た。
ドキッ
あたしの心臓は思わずドキドキする。
「なんかテンション低いぞ?」



