遠足の前日の事だった。 明日の準備の為に、あたしは未来と買い物に行った。 「ねぇ、妃奈、」 「どうしたの?」 「妃奈はあれでいいの?」 「あれって?」 「みやびちゃんの事。 まだ好きなんでしょ?」 「…」 否定するのには、まだ時期は早かった。 素直にはNoって言えないよ。 「このままじゃ、マジでみやびちゃんに北条先生取られるよ?」 「いいじゃん。 別に。」 「妃奈…」