元カレ教師



夜の怖い所は、どんどん底冷えする事だ。


あたしは素直にそう感じた。


寒さには然程弱くはないあたしだが、今日のような寒い日の夜は堪える。


あたしは自分の体をさすろうとした。


今夜は一睡も出来ないだろうな。


寒いし、寝ころべない。


立ってはいないものの、バランスを崩せば、この砂だらけの床に倒れこんでしまう。


あたしはそんな今宵の不安に身を震わせた。


勉強するわけでもなければ、テレビも見ず、音楽も聞かずに一晩を過ごす。


こんな自分の姿を、いつ想像する事が出来ただろうか。





今何時だろう?


もう夕飯の時刻はとっくに過ぎているだろう。


下手したら、もうすぐ日付が変わるかもしれない。


はぁ…


あたしはため息を附いた。


周りの闇の中に、白い煙が微かに表れた。


「寒っ」


堪え切れずに言った。


すると