「ちょっ! 北条先生!!」 あたしは先生を追いかけた。 「どうした?」 「どうしたじゃなくて、あたし持って行きます!」 「でも倉庫まで遠いぞ?」 「でもあたしがやる事になった仕事ですから!」 「まぁそうだけど…」 北条先生は下を向いて考え出した。 「じゃあこれだけ持っていけ。」 北条先生は、持ってる荷物の3分の1程をあたしに渡した。 「これ以上文句言うなよ?」 北条先生はまたスタスタと歩き出した。 あたしはただ、その背中についていった。