「酷い事いっぱい言って、無視したりして、謝ったって許して貰えるような事じゃないけど、本当にご免なさい。」 体を起こしてあたしと目線を合わせて言ったみやびちゃん。 嬉しかったけど、同時にあたしの中にも罪悪感が生まれた。 「あたしの方こそ、本当にご免なさい!!」 「妃奈ちゃんが謝る事なんて何も無いよ。」 「だって、あたし昔…」 1つの過去が、こんなにも大きな罪に膨張したのだ。 「でも、それは…仕方無いじゃない。 そんな事言ってたらきりがないよ。」