「未来お腹空いたー!!」


「あたしも、どっかで食べよう!」


「そうだね。」


もう外に出ると、息が白くなる季節である。


そんな中を冬のお洒落を目一杯して楽しんでいる3人の女の子


阿紗子、未来、あたしである。


未来はあの後阿紗子に転校の話をした。


阿紗子はとてつもなく寂しがった。


寂しくて当然である。


だけど今流れている時間は寂しさの何倍も楽しい。


クリスマスモード一色の街は、イルミネーションが施され、道行く人を明るくさせ、お店のショーウィンドウにはクリスマスを目の前に自慢の商品が並ぶ。